届いた問い合わせを、
商談までつなげます

相談は無料です。

支援の内容を見る営業・顧客管理の自動化のページへ

資料請求が来たら、案件の登録と返信の下書きまでAIで進める|HubSpotのワークフローと比べて

この記事のテーマの資料をダウンロードする

資料請求が来たあとの作業は、件数が少ないうちは手で回せます。ところが件数が増えると、同じ会社がもう登録されていないかの確認、案件の登録、資料の用意、お礼のメールと、毎回同じ作業が積み重なり、返事が遅れがちになります。この作業を仕組みにする方法として、HubSpot(問い合わせや商談を管理する道具)には「ワークフロー」という自動化の機能があります。この記事は、私たちが手掛けたあるBtoBメディアで、資料請求が来たときに、ワークフローの機能ではなくAIで案件の登録と返信の下書きまでを進めている記録です。AIと人の分担を書いたうえで、ワークフローの機能と比べたときの違いを整理します。

目次

資料請求が来てから、AIが進めることと人が行うこと

私たちが手掛けたあるBtoBメディアでは、資料請求が来たら、HubSpotの「ワークフロー」機能ではなく、AIで案件化と返信の下書きを進めています。

AIが行うのは、同じ会社の重複と会社の正式名称の確認、案件の登録と振り分け、届ける資料づくり、お礼のメールの下書きです。開封を確かめるためのリンクを貼る作業と、メールを送る操作は人が行います。資料ダウンロードのたびにAIで資料を作る仕組みの全体は、資料ダウンロードのたびにAIで資料を作る仕組みの記事で詳しく書いています。この記事では、その流れのうち「案件の登録と返信の下書き」の部分を、HubSpotのワークフロー機能と比べる形で見ていきます。

AIに作業を渡すときに、一般的に先に確かめておきたいこともあります。資料請求には、会社名や氏名、メールアドレスといった、相手から預かった情報が含まれます。使うAIの道具の利用規約で、入力した内容が保存されるか、学習に使われるかの扱いを確かめ、AIに渡す項目は作業に必要な最小限にしておくのが安全です。

相手に何かが届く操作を人の側に残すかどうかは、資料請求への対応を仕組みにするとき、最初に決めておきたいことの一つです。

🛠 この記事のような営業や顧客管理の課題は、ご相談ください。問い合わせの管理から、見込み客のフォローまでを仕組みにします(相談は無料)。

Overview

HubSpotのワークフローでできること

比べる相手として、HubSpotのワークフロー機能の中身を確かめておきます。HubSpotには、フォームの編集画面から設定できる「シンプルワークフロー」があり、すべての製品とプランで使えます。フォームが送信されたあとに、確認のメールを送ったり、タスクを作ったりといった後続の動きを自動にできます。HubSpotは、さらに高度な自動化には通常のワークフローを作るよう案内しています[1]。

通常のワークフローは、Marketing HubやSales Hubなどの「Professional」「Enterprise」のプランで使える機能です。登録のきっかけ(トリガー)を決め、メールを送る、担当者に割り当てるといった動作を順番に並べて、手順を自動にします。HubSpotの説明では、特定のフォームを送信したコンタクトを登録し、マーケティングメールを送って、担当のユーザーに割り当てる、という例が挙げられています[2]。

ワークフローの機能は、「何が起きたら、何をするか」が前もって決められる作業に強い仕組みです。きっかけの決め方については、HubSpotのワークフローのきっかけ(トリガー)の決め方で詳しく書いています。

Comparison

ワークフローとAIで進める場合の違い

ワークフローとAIは、どちらが上というものではなく、得意な作業が違います。一般的な違いを並べると次のとおりです。

比べる点HubSpotのワークフローAIで進める
得意な作業条件と動作が前もって決まっている作業(決まったメールを送る、担当に割り当てるなど)中身を読んで判断が要る作業(会社の正式名称を調べる、届ける資料を相手に合わせて作るなど)
使えるプラン通常のワークフローはProfessional・Enterpriseのプラン[2]。フォームのシンプルワークフローはすべてのプラン[1]HubSpotのプランとは別に、AIを動かす仕組みが要る
結果のぶれ同じ条件なら毎回同じ動作になる入力によって結果が変わることがあり、人の確認を前提にしたほうがよい
手順を変えるときHubSpotの画面で設定を直すAIへの指示の中身を直す
向いている場面件数が多く、毎回の対応が同じ件数はそれほどでもなく、一件ごとに調べる・書く手間がかかる

表のとおり、ワークフローは同じ動作を確実に繰り返すことに強く、AIは一件ずつ中身を見て調べたり書いたりすることに強い、という違いがあります。両方を組み合わせる形もありえます。たとえば、資料請求の直後の自動返信はフォームの自動化で送り、その後の調べものや下書きはAIに任せる、という分け方です。どちらを使うかは、自社の資料請求のあとの作業が「決まった動作」中心か「調べて書く」作業中心かで考えると、判断しやすくなります。

もう一つ見ておきたいのは、仕組みを引き継ぐときの分かりやすさです。ワークフローは、きっかけと動作の並びがHubSpotの画面に図のように残るため、後から別の人が見ても、何が起きたら何が動くかを追いやすい形です。AIで進める場合は、何を調べ、何を作り、どこで人に渡すかを、指示の文章や手順書として書き残しておかないと、担当が替わったときに中身が分からなくなりがちです。どちらを選ぶにしても、「今どこまでが自動で、どこからが人か」を、関わる人が同じ言葉で説明できる状態にしておくことが、長く使い続けるための条件になります。

Company

同じ会社の重複と、正式名称の確かめ方

AIが受け持つ作業のうち、同じ会社がすでに登録されていないかの確認と、会社の正式名称の確認は、顧客管理の記録をきれいに保つための作業です。

HubSpot自体にも、重複を防ぐ仕組みがあります。HubSpotは、コンタクト(人)はメールアドレスで、会社はドメイン名(メールアドレスやサイトのアドレスの「@」や「www.」の後ろの部分)で、重複を自動的に取り除くと説明しています。会社のドメイン名が同じなら、同じ会社として扱われるという考え方です[3]。

ただ、ドメイン名だけでは見分けにくい場合もあります。一つの会社が複数のドメインを使っている、あるいは資料請求のときにフリーメールのアドレスが使われた、といった場合です。そうしたときは、会社名で照らし合わせる必要がありますが、会社名は「株式会社」の位置や略し方で表記が揺れます。

正式名称を確かめる公的な手がかりの一つが、国税庁の法人番号公表サイトです。法人番号は株式会社などの法人が持つ13桁の番号で、国税庁は、法人番号を指定した法人の「商号又は名称」「本店又は主たる事務所の所在地」「法人番号」の3つの情報を公表しています[4]。表記が揺れる会社名を、公的に登録された名称にそろえておくと、後から同じ会社を探すときや、別の担当者が案件を引き継ぐときに迷いにくくなります。

資料請求や問い合わせのあとの流れを、HubSpotの設定とAIの組み合わせで仕組みにしたい場合は、今の流れを伺いながら、自動化できる範囲を一緒に整理します。

営業の仕組みづくりについて相談する

Human

リンクを貼る作業と送る操作は人が行う

このBtoBメディアでは、開封を確かめるためのリンクを貼る作業と、メールを送る操作は人が行っています。

開封を確かめるためのリンクの仕組みとしては、たとえばHubSpotの「ドキュメント」機能があります。資料をアップロードして共有用のリンクを作ると、どのコンタクトが資料に反応しているかが分かり、フォローに適したタイミングをつかむのに使える、とHubSpotは説明しています。この機能は、Sales HubやService HubのStarter以上のプランなどで使え、利用には割り当てられたシートが必要です[5]。

送る操作を人が持つことには、一般的に次のような意味があります。メールは一度送ると取り消せません。宛先の会社や担当者の名前、資料の中身が相手に合っているかを、送る直前に人の目で確かめる所があれば、AIの下書きに誤りがあっても相手に届く前に止められます。下書きまでを機械が進め、最後の一歩だけ人が受け持つ分担は、作業の手間を減らしつつ、相手に届くものへの責任を人の側に残す形です。

Another Form

別のフォームでは、自動返信に面談の予約リンクを付けた

同じ資料請求でも、フォームによって扱いを変えることがあります。別の資料請求のフォームでは、HubSpotの自動返信に、面談を予約するリンクを付けました。

HubSpotには、相手に面談の時間を選んで予約してもらうための「スケジュール設定ページ」を作る機能があり、相手はミーティングのリンクからそのページにアクセスして予約できます。GmailやOffice 365のカレンダーとつなげば、予約された面談がカレンダーに反映されます[6]。フォームの送信後に自動でメールを送る仕組みは、前に見たフォームの自動化で設定できます[1]。

自動返信に予約のリンクを付けると、資料を受け取った人が、話を聞きたいと思ったその場で面談の時間を選べます。一件ずつ調べて書く対応と、決まった返信をすぐに返す対応のどちらが合うかは、そのフォームから来る資料請求の性格によって変わります。

Checklist

資料請求のあとの流れを決めるときの問い

最後に、資料請求のあとの流れを仕組みにするときに、先に答えておきたい問いを一般的な形でまとめます。

  1. 資料請求のあとに、毎回どんな作業が発生しているか:重複の確認、登録、資料の用意、お礼のメールなどを書き出します。
  2. その作業は「決まった動作」か「調べて書く作業」か:前者はワークフローの機能、後者はAIが向いていることが多い作業です。
  3. 相手に届く操作を誰が持つか:送信など取り消せない操作を、人が確かめる所に置くかどうかを決めます。
  4. 会社の記録をどうそろえるか:ドメイン名での重複の扱い[3]と、会社名の表記のそろえ方を決めます。
  5. フォームごとに扱いを変えるか:自動返信で予約のリンクを返すフォームと、一件ずつ対応するフォームを分けるかを決めます。

FAQ

よくある質問

HubSpotのワークフローは、どのプランで使えますか?

通常のワークフローは、Marketing HubやSales Hubなどの「Professional」「Enterprise」のプランで使える機能です。フォームの編集画面から設定するシンプルワークフローは、すべての製品とプランで使えます。最新の条件はHubSpotの公式の説明で確かめてください。

AIに任せると、間違ったメールが送られることはありませんか?

AIの下書きに誤りが入ることはありえます。私たちが手掛けたBtoBメディアでも、メールを送る操作は人が行っています。送る直前に人が確かめる所を残しておくと、誤りが相手に届く前に止められます。

ワークフローとAIは、どちらか一方を選ぶ必要がありますか?

どちらか一方である必要はありません。決まった返信をすぐに返す部分はフォームの自動化やワークフロー、一件ずつ調べて書く部分はAI、と作業ごとに分けて組み合わせる形も考えられます。

資料請求のあとの流れづくりを外に任せられますか?

当社は、HubSpotを中心に、問い合わせから商談までの流れの設計や、問い合わせの自動の振り分け、営業への通知の設計などをご支援しています。今の流れを伺い、置き換えられる所から段階的に仕組みにしていきます。

資料ダウンロード

営業・顧客管理の自動化の資料を無料でダウンロード

問い合わせを取りこぼさない仕組みの作り方を1冊に。

資料をダウンロードする

資料請求のあとの作業を仕組みにするとき、HubSpotのワークフローを使うかどうかより先に、作業を「決まった動作」と「調べて書く作業」に分け、相手に届く操作を誰が持つかを決めておくことが大切です。私たちが手掛けたあるBtoBメディアでは、重複と正式名称の確認、案件の登録と振り分け、資料づくり、お礼のメールの下書きまでをAIで進め、リンクを貼る作業と送る操作は人が行っています。資料請求から商談までの流れを、続けて見直しながら整えたい場合は、今の流れを伺うところからご一緒します。

監修・運営:オプティソース株式会社

経営と起業の実務家チームが、AIを使って事業づくり、集客・営業の強化、業務改善を進める会社です。自社でも製造業向けの事業とサービスを運営し、そこで試したやり方をお客様の事業に使っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次