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ブログ記事のAI自動運用|9つのサイトで約5,800本を回して分かった、続け方と止め方

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AIで記事を作る仕組みは、最初に動かすところまでは意外と早く進みます。難しいのは、その仕組みを何か月も回し続けることです。何本作るのか、どのサイトで何を狙うのか、止まったときにどう気づくのか。この記事では、ブログ記事をAIで回し続けるときに決めることを、Googleの公式の考え方とあわせて整理します。あわせて、当社が運営に関わる9つのサイトで記事作りをAIで回している記録から、サイトごとの役割の分け方、作る本数を減らした判断、止まったときのつまずきを紹介します。

目次

AIを仕事に使う会社は増えているが、続け方はこれから

まず、AIを仕事に使う会社がどのくらいあるのかを見ておきます。中小企業基盤整備機構が全国の中小企業10,000社を対象に2025年11〜12月に行い、1,647社が答えた調査では、AIを全社または一部で導入している会社は20.4%でした。導入を検討している会社(18.6%)と合わせると39.0%になります。導入済みの会社に目的を聞くと、「業務効率化/作業時間の短縮」が87.0%で最も多くなっています[1]。

海外のBtoBのマーケティング担当者でも、AIへの関心は高い状態です。米国のContent Marketing Instituteなどが2025年に、主に北米のBtoBのマーケティング担当者1,015人に「2026年に投資を増やす予定の分野」を上位3つまで聞いた調査では、AIを使ったマーケティングの道具が45%で最も多くなりました[2]。

ただ、導入した会社が増えることと、仕組みを回し続けられることは別の話です。記事作りをAIに任せる場合、続けるうえでの問題は、最初に仕組みを作るときには見えず、数か月たってから出てくるものもあります。

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Search Rules

続ける前に知っておく、検索のルール

AIで記事を作り続けるなら、最初に検索のルールを押さえておきます。基本はオウンドメディアの立ち上げの記録で詳しく書いたとおりで、要点は2つです。Googleは、コンテンツの作り方ではなく品質に重点を置くとしています[3]。一方で、検索の順位の操作を主な目的として大量のページを作ることは、作り方を問わずスパムとして扱われます[4]。

複数のサイトを持つ場合には、もう1つ気をつけたい問いがあります。Googleが公開している自己確認の質問には、コンテンツが多数の作り手によって大量に作られている、または複数のサイトの大規模なネットワークに広げられているために、個々のページやサイトの存在感が下がっていないか、という問いがあります[5]。

つまり、サイトの数や記事の本数を増やすこと自体が目的になると、ルールの線に近づきます。続けるほど、何のために作っているのかを確かめ直す場面が増えます。複数のサイトを持つなら、サイトごとに「だれのための、どんな記事を置く場所か」を言葉にしておくと、この問いに答えやすくなります。似た読み手に向けたサイトが複数あるなら、1つにまとめるか、どちらかを止めるかを考えるきっかけにもなります。

Our Case

9つのサイトに、それぞれ役割を決めた

当社が運営に関わる9つのサイトで、記事作りをAIで回しています。公開記事は9つのサイトで約5,800本です。

当社では、サイトごとに役割を決めました。需要があるかを確かめるサイト、問い合わせを取るサイト、本命のBtoBのサイト、止めるサイト、のように分けています。

一般に、複数のサイトを持つときに役割を言葉で決めておくと、「このサイトにこの記事を足すべきか」「このサイトは続けるべきか」を判断する基準ができます。役割が決まっていないと、どのサイトも同じように記事を増やすことになり、手間と費用だけが増えていきます。役割の中に「止める」を入れておくことも、続けるための判断の1つです。

Volume

1日に作る本数を、約30本から約2本に減らした

当社では、1日に作る記事の本数を、全体で約30本から約2本に減らしました。本数を増やすより、役割に合う記事に絞るためです。

AIを使うと、1日に作れる本数はいくらでも増やせるように見えます。しかし、作った記事が読み手の役に立つか、サイトの役割に合っているかを確かめる手間は、本数に比例して増えます。先に挙げたGoogleの考え方に照らしても、本数そのものは評価の対象ではありません。

一般に、本数を決めるときは、次の順で考えると判断しやすくなります。

  1. そのサイトの役割は何か(確かめる、問い合わせを取る、本命、止める)
  2. その役割に合うテーマは、まだどれだけ残っているか
  3. 出てきた記事を確かめるのに、1日どれだけの時間を割けるか

本数を減らすことには、ためらいがあるかもしれません。せっかく作れるのに作らないのは、もったいなく見えるからです。ただ、一般に、本数を減らすと、残っているテーマが長くもち、1本ごとに確かめる時間も取りやすくなります。AIの利用料のように本数に比例してかかる費用も下がります。本数を増やすか減らすかは一度決めたら終わりではなく、サイトの役割と、そのとき残っているテーマの数を見ながら、見直していくものです。増やしたときと同じように、減らしたときも理由を書き残しておくと、あとで判断を振り返れます。

AIで記事を作る流れの設計と、人が確かめる体制づくりを、今のサイトの状況からご相談いただけます。

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Lessons 1

仕組みは動いているのに、記事が増えていなかった

当社では、仕組みは毎日動いているのに、記事が1本も書き込まれていない時期がありました。週ごとの作業が「試しに動かすだけ」の設定で登録されていたためです。作業の設定と、実際に記事が増えたかを両方見るようにしました。

自動の仕組みは、「動いた」という記録と、「目的の結果が出た」ことが一致するとは限りません。一般には、仕組みが動いたかどうかだけでなく、結果として何が増えたかを数で確かめる形にしておくと、こうした食い違いに早く気づけます。

検索に出ているページの数を見るなら、Search Consoleの「ページのインデックス登録」レポートが使えます。このレポートの説明では、サイトが育つにつれて登録済みのページの数が徐々に増えていくのが理想で、急な減少や増加が見られる場合は原因を調べるよう書かれています[6]。記事の数と登録の数を並べて見ておけば、仕組みが止まっていることにも気づきやすくなります。

Lessons 2

2台のパソコンでファイルが食い違い、投稿が止まった

当社では、2台のパソコンで作業の元になるファイルが食い違い、自動の投稿が止まったことがあります。作業する場所を1か所にそろえました。

複数の場所でファイルを直すと、どれが最新なのか分からなくなることがあります。こうした問題には、ファイルの変更の記録を残す「バージョン管理」という方法が昔から使われています。Gitという広く使われている道具の説明書では、バージョン管理を、ファイルに加えられていく変更を記録し、あとで特定の版を呼び出せるようにする仕組みと説明しています。だれがいつ問題を混ぜ込んだかを確かめたり、以前の状態に戻したりできる、とも書いています[7]。

道具を入れるかどうかにかかわらず、「正しい元のファイルはどこにあるか」を1か所に決めておくことが、自動の仕組みを止めないための基本になります。家と会社、担当者のパソコンと共有のパソコンのように、作業する場所が自然に増えていく会社ほど、この決めごとを文書にしておくと安心です。自動の仕組みを外に任せる場合も、元のファイルがどこにあり、だれが直してよいのかを、最初に取り決めておきます。

Routine

続けるために、毎週見ておくこと

AIで記事を回し続けるなら、仕組みを見張る決まりごとを作っておきます。一般には、次のような項目を毎週同じ形で見ると、問題に早く気づけます。

  • 記事が予定どおり増えたか:仕組みが動いた記録ではなく、公開された記事の数で確かめます
  • 検索に登録された数:記事の数と並べて、急な増減がないかを見ます
  • AIの利用量と費用:上限に近づいていないか、本数の割に費用が増えていないかを見ます
  • サイトの役割に合わない記事が出ていないか:数本を抜き出して、人が読んで確かめます
  • 止める判断が要るサイトはないか:役割を果たしていないサイトに手間をかけ続けていないかを見ます

この確認を人の記憶に頼ると、忙しい週に抜けます。見る項目と見る日を決め、だれが見たかを残しておくと、担当者が替わっても続けられます。複数のサイトを持つ場合は、サイトごとに同じ項目を並べた表にしておくと、どのサイトで何が起きているかを比べやすくなります。

Comparison

AIで記事を回し続けるときの体制を比べる

体制向いている場合気をつけること
担当者がその都度AIに書かせるサイトが1つで、本数が少ない担当者が忙しいと止まる。手順が人によって変わる
決まった時間に自動で作って公開するテーマがそろっていて、本数を一定に保ちたい動いたかどうかと、記事が増えたかを両方見る必要がある。止まっても気づきにくい
複数のサイトで同じ仕組みを回すサイトごとに狙う読み手がはっきり分かれているサイトごとの役割を決めないと、手間と費用だけが増える。検索のルールの線を意識する
記事を作る流れと品質の確かめ方ごと外に任せる仕組みを組んで見張る人が社内にいないサイトの役割や読み手は社内でも決める必要がある。報告の形を最初に決める

FAQ

ブログ記事のAI自動運用についてよくある質問

AIで毎日何本も記事を出すと、検索で不利になりますか?

Googleは、作り方ではなく品質に重点を置くとしています。ただし、検索の順位を操作することが主な目的の大量生成は、スパムとして扱われます。本数より、読み手の役に立つかとサイトの役割に合うかで決めます。

1日に何本くらい作ればよいですか?

決まった答えはありません。当社では、全体で約30本から約2本に減らしました。サイトの役割、残っているテーマの数、確かめる時間から決めるのがおすすめです。

複数のサイトを持つときは、何を決めればよいですか?

サイトごとの役割です。当社では、需要があるかを確かめるサイト、問い合わせを取るサイト、本命のBtoBのサイト、止めるサイト、のように分けています。

自動の仕組みが止まったことに、どう気づけばよいですか?

仕組みが動いたかどうかだけでなく、記事が実際に増えたかを数で確かめます。当社では、作業の設定と、実際に記事が増えたかを両方見るようにしました。

サイトをやめる判断も必要ですか?

必要です。当社でも、サイトの役割の1つとして「止めるサイト」を決めています。一般に、止めるサイトを決めておくと、続けるサイトに手間と費用を集めやすくなります。

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ブログ記事をAIで回し続けるには、仕組みを作ること以上に、続け方と止め方を決めておくことが要ります。検索のルールを押さえ、サイトごとに役割を決め、本数は役割に合う分に絞る。仕組みが動いたかどうかだけでなく、記事が増えたかを数で確かめ、元のファイルは1か所に置く。当社は、AIで記事を作る流れの設計と人による品質の確かめ方から、公開後のSearch Consoleの分析や書き直す記事の洗い出しまで、続けてお引き受けしています。

監修・運営:オプティソース株式会社

経営と起業の実務家チームが、AIを使って事業づくり、集客・営業の強化、業務改善を進める会社です。自社でも製造業向けの事業とサービスを運営し、そこで試したやり方をお客様の事業に使っています。

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