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入金消込とは?意味からエクセルでの消込手順、金額が合わない3つの原因まで解説

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「入金消込とは何か」と聞かれて、はっきり説明できる方は意外と少ないかもしれません。請求書を送って、お金が振り込まれて、それで経理の仕事は終わり——そう思われがちですが、実際にはその後に「誰からの、どの請求の入金か」を1件ずつ確認する地味で手間のかかる作業が残っています。この記事では、入金消込とは何かという基本の説明から、エクセルでの具体的な手順、金額が合わないときによくある原因、そしてどこまで自動化できるのかまでを、経理の専門用語をできるだけ使わずに整理します。

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目次

入金消込とはどんな業務か|売掛金と入金を照合する経理の仕事

入金消込とは、簡単に言うと「請求したお金がちゃんと振り込まれたかを1件ずつ確かめて、帳簿上の『まだもらっていないお金(売掛金)』の記録を消していく作業」のことです。請求書を出した時点では、会計上は「まだお金をもらっていない」という扱いになっています。実際に入金があったら、その入金がどの請求に対応するものかを突き合わせて、「この分はもう回収済み」と記録を更新する。これが入金消込です。

この作業、思っている以上に負担が大きいことが調査でもわかっています。Sansan株式会社が全国の経理担当者690名を対象に行った調査では、経理担当者の7割以上が入金消込業務に課題を感じているという結果が出ています(月あたりの件数や時間も示されていますが、大企業を含めた平均なので、中小企業にはそのまま当てはまりません)。件数が多い会社ほど、手作業だけで続けるのには限界が見えてきます。だからこそ、やり方そのものを見直したり、一部を仕組み化したりする検討が必要になってきます。

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Process

エクセルで入金消込をする手順|5つのステップ

専用のシステムを入れていない会社の多くは、エクセルで入金消込を行っています。流れは次の5ステップです。

  1. 請求一覧をまとめる:今月請求した相手・金額・支払期限を一覧表にします。あわせて、取引先ごとの振込名義(通帳に出るカタカナの名前)の列を作っておきます。
  2. 入金データを取り込む:通帳のコピーやネットバンキングの明細を、同じエクセルに貼り付けます。
  3. 金額・名義で突き合わせる:請求一覧と入金データを見比べて、取引先名と金額の両方が合うものを探します。金額だけで探すと、毎月同じ額を請求している取引先が複数あるときに、別の相手の請求と取り違えます。請求一覧の振込名義と金額をつなげた列を作って、入金明細の名義と金額で関数を使って探し、同じ組み合わせが2件以上あるものは人が見て決めます。
  4. 一致したものを消込済みにする:突き合わせができた請求には「入金済み」の印をつけて、売掛金の一覧から外します。
  5. 残った差異を保留リストに分ける:どうしても一致しないものは、原因を調べるための別の一覧に移しておきます。

この5ステップのうち、特に時間がかかるのが3番目の突き合わせと5番目の原因調査です。次の章で、よくあるつまずきを見ていきます。

エクセルでの消込に限界を感じ始めたら、まずは現状をお聞かせください。

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Misconceptions

金額が合わないときによくある3つの原因と対処法

原因1:振込名義が請求先と違う。請求書は「株式会社〇〇」宛でも、実際の振込名義が代表者個人の名前や、合併前の旧社名のままになっていることがあります。取引先一覧に「よく使われる別名義」をメモ欄として残しておくと、次回以降の照合が早くなります。

原因2:複数の請求がまとめて1回で振り込まれる。先月分と今月分を合算して支払う取引先は珍しくありません。入金額が1件分の請求額と合わないときは、同じ取引先の未入金分を合計してみると一致することがあります。

原因3:振込手数料が差し引かれている。取引先が振込手数料を負担しない契約の場合、入金額が請求額より数百円少なくなります。差額が振込手数料の相場に近いときは、まずこのパターンを疑ってみるとよいでしょう。

Automation

入金消込はどこまで自動化できる?人が確認すべき部分との線引き

入金消込を自動にするときは、できる範囲とできない範囲を分けて考えることが大切です。入金データの自動取込、金額による自動突合、消込候補の自動提示まではツールやAIに任せられます。一方で、名義が違う入金やまとめ払いのように「どの請求に対応するか」の最終判断は、やはり人が確認したほうが確実です。

当社では、FAXの注文書をAIで読み取って受注表に入れる仕組みを作り、動画で公開しています。そこでも、AIが自信のない欄は黄色にして理由を残し、人は黄色の所だけを見る形にしました。入金消込でも同じで、「はっきり一致するものは自動で消し込み、怪しいものだけ人の目に残す」と分けると、確認する件数を絞れます。

Comparison

消込の方法を比較する|エクセル・会計ソフト・RPA・自社支援でどう変わるか

方法イレギュラー(名義違い・まとめ払い・手数料差引)への対応力
エクセル手作業すべて人の目視に頼るため、件数が増えると見落としや確認漏れが起きやすい。
会計ソフトの自動消込機能金額が完全一致する入金は自動で処理できるが、名義違いやまとめ払いは結局人が個別対応することが多い。
RPAによる自動化決まった手順の繰り返しには強いが、イレギュラーなパターンを都度判断する設計・保守には別の手間がかかる。
オプティソースの事務作業の自動化自動化できる部分と人が見るべき部分を分けて設計するため、イレギュラーを無理に自動化しない。ただし業務ごとに設計が必要で、万能な既製品ではない。

FAQ

入金消込に関するよくある質問

消込と照合の違いは何ですか?

照合は「請求と入金の内容が一致しているか確認すること」、消込は「照合した結果、一致した分の売掛金の記録を消す(処理を済ませる)こと」です。照合は確認作業、消込はその結果を帳簿に反映する作業と考えると分かりやすいです。

未収金はどう扱えばよいですか?

保留リストに入れたまま期日を過ぎたものは、未収金として個別に管理し、取引先への確認や督促の対象にします。放置すると件数が積み上がるため、月末などのタイミングで必ず棚卸しすることをおすすめします。

少額の差異はいくらまで許容してよいですか?

振込手数料程度の数百円の差異であれば、社内のルールとして「手数料差引とみなして消込扱いにする」基準を決めている会社もあります。ただし基準額や扱いは会社ごとに判断が分かれるため、経理担当者や税理士と相談して社内ルールを明文化しておくと安心です。

入金消込には毎月どのくらい時間がかかるのが普通ですか?

請求の件数と、名義違いやまとめ払いがどれだけあるかで大きく変わります。調査で示される平均は大企業も含んだ数字なので、まずは自社で1か月分、突き合わせと原因調査にそれぞれ何時間かかったかを記録してみると、どこから手を付けるかを決めやすくなります。

エクセルでの消込が限界だと感じたら、何から相談すればよいですか?

まずは今の手順と、どこで時間がかかっているか(突き合わせか、原因調査か)を整理していただければ十分です。現状をお聞きしたうえで、どこまで仕組み化できそうか一緒に考えます。

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入金消込とは、請求と入金を1件ずつ突き合わせて売掛金の記録を消す作業であり、名義違い・まとめ払い・手数料差引という3つの原因でつまずきやすいことを見てきました。機械的に一致するものは自動化し、判断が必要なものだけ人が見る、という線引きができれば、件数が多い会社でも無理なく回していけます。請求書の作成と照合を自動にする方法は請求書自動化の記事で、経理へのAI導入の全体像は会計AI導入で経理業務はどう変わる?で紹介しています。自社の入金消込をどこまで仕組み化できそうか気になる方は、お気軽にご相談ください。

監修・運営:オプティソース株式会社

経営と起業の実務家チームが、AIを使って事業づくり、集客・営業の強化、業務改善を進める会社です。自社でも製造業向けの事業とサービスを運営し、そこで試したやり方をお客様の事業に使っています。

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