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会社でnoteを始めるなら「連載」と「書かないこと」を先に決める|週3本で回す当社の運用

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会社でnoteを始めても、数本書いたところで止まってしまうことはよくあります。ネタが尽きる、書いてよい範囲が分からず手が止まる、といった理由が多いはずです。オプティソースでは2026年10月に、編集部名義のnoteで連載「AIで回す小さな会社の記録」を始めました。始めるときに決めたことと、AIとの分担を、AIで文章を作るときに確かめておきたい公的な資料とあわせて書きます。

この記事の結論

  • 1本の軸を決めた「連載」にすると、日々の仕事そのものがネタになります。当社は2026年10月19日から、月・水・金の週3本を基本に更新しています。
  • 「書かないこと」を先に決めます。当社は、広告費や問い合わせの件数などの社内の数字は書かないと決めました。決まりがあると、書く前に迷う時間が減ります。
  • 当社では下書きをAIが作ります。人は直す所を指示するか却下し、公開するかどうかは人が判断します。文化庁のチェックリストは、AIで作った文章を使う前に、既存の作品と似ていないかを確かめるよう勧めています。
  • 続けるかどうかを判断する日も、早めに決めておきます。そうしておくと、その日が来たときに迷わず判断できます。
目次

単発の記事ではなく「連載」にした

noteを単発の記事の置き場にすると、毎回「次は何を書くか」から考えることになります。連載にして「AIで会社を回している記録」という1本の軸を決めておけば、日々の仕事そのものがネタになります。

連載は、自己紹介から始め、自社サービスを売り始めるまでの話、メディアの自動化の話と続けています。2026年10月19日からは、月・水・金の週3本を基本に更新しています。曜日を決めておくと、書く側も読む側も予定が立てやすくなります。

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Rules

先に決めた「書かないこと」

会社のnoteで手が止まる理由の1つは、「これは外に出してよいのか」がその都度分からないことです。当社は、社内の数字は書かないと先に決めました。広告費や、問い合わせ・メール配信の件数などは出しません。

決まりが先にあると、書く前に迷う時間が減ります。下書きを確認する人も、決まりに照らして見ればよいので、判断が速くなります。当社の場合、書かないことは次の表のように整理しています。

書かないこと理由
社内の数字(広告費・問い合わせやメール配信の件数など)出してよい範囲をその都度判断しなくて済むように、一律で出さない
了承を得ていないお客様・他社の名前や話相手の了承なしに出せない内容が混ざりやすい

会社の名義で自社のサービスに触れる記事を書くときは、会社の発信だと分かる形にしておきます。消費者庁は、2023年10月1日から、広告であることが一般の消費者に分からない広告(ステルスマーケティング)を景品表示法(広告や表示のルールを定めた法律)の違反としており、広告であることが分かるものは対象外としています[1]。会社名義で書くのは、誰の発信かを示す方法の1つです。社員の個人アカウントや、外の人に書いてもらう場合は、広告だと分かる書き方が別に要ります。

Workflow

AIと人の分担

原稿の下書きはAI(Claude)が作ります。人は下書きを読んで直す所を指示し、合わなければ却下します。指示を受けて書き直すのはAIです。公開するかどうかは人が判断し、公開ボタンも人が押します。何を書くかの方針を決めるのも人です。

AIに下書きを任せるときに気をつけたいのは、元になる事実がないことを書かせないことです。AIはもっともらしい話を自然に書けてしまうので、当社では、人が読んで事実と違う所を見つけたら差し戻しています。総務省と経済産業省の「AI事業者ガイドライン(第1.2版)」も、人の判断がAIの出力に引っ張られる「自動化バイアス」に注意し、AIの判断を人が承認するときは、承認する理由や根拠を自分で考えてから承認すべきだという提案を紹介しています[2]。

著作権にも気をつけます。文化庁の「AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス」(2024年7月)は、AIを仕事で使う人に向けて、AIで作ったものを使う前に、既存の著作物と似ていないかを確かめることを挙げています。確かめ方の例はインターネットでの文章検索・画像検索です[3]。AIで作ったものによる著作権侵害の責任は、原則としてAIを使って作った人や、それを利用した人が負い、一定の場合はAIの開発者や提供者も責任を負うと説明されています[3]。

当社は、製造業の人向けに、オプティソースが運営する「NEWJI総研」のnoteも別に出しています。読む人が違うので、アカウントを分けました(会社のSNSアカウントの分け方)。

Experience

自分たちでやったことを書く理由

連載の題材は、どれも社内で実際にやったことです。Googleは2023年2月のガイダンスで、検索の仕組みは経験・専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)を満たした、独自性のある質の高いコンテンツを評価することを目指していると説明しています[4]。noteは検索だけで読まれる場所ではありませんが、自分たちが試したことは、ほかの誰にも書けない中身になります。

日々の仕事を題材にすると、ネタ探しに時間を取られません。ただしAIに下書きを任せると、並べたときに同じ書き出しが続くことがあります(AIが書いたSNS投稿が「AIっぽい」と言われる理由)。当社でも、社内で読み直して、AIっぽい題名を書き直したことがあります。

Checklist

会社でnoteを始める前に決める5つのこと

  1. 誰に向けて書くか:読む人を1つに絞ります。
  2. 連載の軸を1本にするか:日々の仕事がネタになる軸を選びます。
  3. 書かないこと:社内の数字、了承を得ていないお客様や他社の話など。
  4. 更新の曜日:無理のない本数で決めます。
  5. 誰が最後に確認して公開するか:事実と、既存の作品と似ていないかを見る人を決めます。

法人向けには有料の「note pro」もあり、公式サイトでは月額8万円(税抜)、独自ドメイン(自社のURLで出せる機能)や編集権限の管理などの機能が案内されています(2026年11月2日確認)[5]。まずは無料のアカウントで連載の型を固めてから、必要になった機能で比べる順番でも遅くありません。

Start

使っていない古いアカウントは、先に中身を見る

会社で以前に作ったまま止まっているnoteがあるなら、使う前に過去の記事を見直します。過去の記事は、新しく来た読者にもそのまま読まれます。今は言えない約束や、今のサービスと合わない内容が混ざっているなら、新しく作るほうが安全です。

Decide

続けるかどうかを判断する日も、先に決める

当社は新しく始めた媒体について、続けるかを判断する日を決めています。いつ、何を見て判断するかを先に決めておけば、その日が来たときに迷わず判断できます。

FAQ

よくある質問

会社のnoteとWebサイトのブログは何が違いますか?

当社では、Webサイトの記事は検索で探している人に向けた解説、noteは会社の取り組みや考えを順に追って読んでもらう記録、と役割を分けています。

週3本は多すぎませんか?

本数は会社の状況によります。当社は週3本にしていますが、まずは無理のない本数で曜日を決めるのが続けるこつです。

AIに下書きを任せても大丈夫ですか?

当社は下書きをAIに任せています。人が読んで直す所を指示し、書き直すのはAIです。公開するかどうかは人が判断します。文化庁のチェックリストは、AIで作った文章を使う前に、既存の作品と似ていないかを確かめることを勧めています[3]。

社内の数字を書かないと、説得力が出ないのでは?

数字がなくても、何を決め、何がうまくいかなかったかという経緯は書けます。出せない数字を無理に出すより、決まりを守って続けるほうを当社は選んでいます。

Sources

参考にした資料

  1. 令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。(消費者庁・2026年11月2日確認)
  2. AI事業者ガイドライン(第1.2版)(総務省・経済産業省・2026年3月31日)
  3. AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス(文化庁著作権課・2024年7月31日)
  4. AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス(Google 検索セントラル ブログ・2023年2月8日)
  5. note pro(note株式会社・2026年11月2日確認)

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会社のnoteを続けるこつは、書く前に迷う理由を減らしておくことです。当社は連載の軸と「社内の数字は書かない」という決まりを先に決め、2026年10月19日から週3本を基本に更新を続けています。連載はオプティソース編集部のnoteで読めます。会社の発信を少ない人数で続けられる形にしたい場合は、お気軽にご相談ください。

監修・運営:オプティソース株式会社

経営と起業の実務家チームが、AIを使って事業づくり、集客・営業の強化、業務改善を進める会社です。自社でも製造業向けの事業とサービスを運営し、そこで試したやり方をお客様の事業に使っています。

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